鍵元涼 個展とオーダー会「attachment 〜愛着〜」

鍵元涼 個展とオーダー会「attachment 〜愛着〜」

個展「attachment 〜愛着〜」

東京都在住のイラストレーター、鍵元涼さんの個展と絵のオーダー会を開催します。

鍵元涼さんは・・・
鉛筆のみで建築物や風景、静物を描かれる方です。

一見すると、金属やガラスや布や・・・と、素材や形状がえらく細かく上手に正確に描かれているんだなぁ、と思う鍵元さんの絵。
でも、よくよくよく・・・よく観れば観るほど彼女の絵はヘンテコリンなのです。
まっすぐ延びているだろう壁の線がゴニョゴニョと芋虫が歩くように歪んでいたり、モノの境界線が知らず知らず空間の彼方へ消えて空と混ざっていたり。
でもそれが妙に気になり、いつしか可愛く思え、柔らかい面白みを感じるようになるのです。

今回の個展のタイトルは「attachment」。(日本語でいうところの「愛着」。)
鍵元さん自身の日々、周りの人々の思い入れたものの絵、きっと誰でもが知ってるであろう日常的なモチーフ。
それらを眺めながらご自身の「愛着」について思い巡らせる楽しみの時間を持っていただけたらなぁ、と思っています。

また、今回はみなさまの「愛着」を持つものを描かせていただく絵のオーダー会も同時に開催いたします。
詳細は下記の通りです。
どうぞこの機会にぜひお申し込みください。

「助手席」
鍵元さんの知人の車です。知人の亡くなった父親が乗っていた車をそのまま引き継いだそうです。
父親と乗る時はいつも助手席だった知人は今は運転席にばかりいるそうです。
車を買い替えたいといいつつ替えていないのは愛着もあるのかなと思ったんだそう。

「買い物かご」
スーパーなんかで、いつも慣れ親しんだ商品をつい選んでしまう、というのは、何か他のものとは違う愛着の感覚があるのかなと思ったそうです。
アナタのかごには・・・?

「引き出し」
鍵元さんがよく使う文房具が入った引き出しです。
色々入っているのだけれど、いつも同じペンやハサミを選んで使ってしまいます。
無意識に手に取っているようで、手に馴染むお気に入りの物が決まっているそうです。
上に覆いかぶさるようにあるものがソレなんでしょうか?

「自転車」
知人が買った自転車だそうです。
フレームやタイヤ、ハンドル、サドル、ブレーキなどパーツごとに買い集めて組み立てたそうで、鍵元さんはそんな風に自転車を買ったことがないので、知人のこだわりと愛着を強く感じたそうです。

「ジャケット」
知人が海外のネットオークションで買ったジャケットだそうです。
イギリスの女性から買ったそうなのですが、泥だらけでボロボロだったものをお手入れしたとの事です。
30年ほど前のジャケットらしいのですが、国を超えて色々な人の手に渡り、長年愛用されているのだなと思ったそうです。

「クラリネット」
中学から高校まで吹奏楽部だった鍵元さんのクラリネットです。
高校を卒業してからはずっと仕舞い込んだままですが、処分もできずにいるそう。
「なんとなく未だに手放せないもの」そんなものっていくつかありますよね。


● イラストレーター鍵元涼より ●
鉛筆で絵を描いています。
今回の個展では、自分・誰かにとって愛着(attachment)のある物や風景をモチーフに選びました。
特別なことがなく過ぎる毎日の中で、身の回りにあるものに目を向ける。
そうすると、多くのものに心惹かれていることに気が付きます。
その気付きは、私が絵を描く原動力になっている気がします。

● 森田MiWより ●
ワタシはこれまで鍵元さんに何度もオリジナルでオーダーした絵を描いていただいてました。
棲んでいる家の、リビングから眺めるお気に入りの一角。ヨーロッパ風の建物があるフィクション景色。
少し怪しげな森への入り口。
出来上がった絵はどれもリアル、だけどどこかシュールな「嘘」の風景画で、だからこそヒトの思いが濃縮されたシンボルを見るようで、すごく楽しいのでした。

今回のメインビジュアルになっているのは、実は以前オーダーしていた我が家の車。
鍵元さんのお気に入り絵ということでメインビジュアルにしてくださいました。
コレ、ワタシたちの車がゼツミョーに歪んだ形でより可愛くコロリンさを強調して描かれてます。
鉄やガラスの質感自体もステキですが、空の雲や建物、ワタシと夫も映り込んでいて。
もう本当に唯一無二の宝物となりました。

オーダー会について

鍵元涼さんにご自身の「愛着」のあるモノの絵を描いていただきませんか。
個展期間中の土日祝に絵のオーダー会を開催いたします。
直接、モチーフのお話を伺って絵のオーダーを承ります。

作例 )愛用のメガネ、靴、ミニカー

いつもかけている眼鏡と、よく履いている靴。そして昔から大好きで本棚に飾っているヤマザキパンのミニカー。
ザ・愛着のある3つを一枚の絵に、なんていうことも出来ます。

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作例 )八本足のオオカミ(風景)

お店の風景を描いていただきました。
思い入れのある什器や商品、それに並び。
お店のスタッフみんなが「あーコレコレ♪」となるパーツばかりです。
外観を描いていただくことはもちろん、こういった鳥瞰図のように描いていただくことも出来ます。

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作例 )愛車 DAYZ ROOX

車のボディには風景やオーナーの姿も映り込んでいます。
複数枚の写真のイメージを絵の中で合わせて描いていただきました。

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作例 )お気に入りの玩具 コンボイ

子供の頃から好きな変形玩具を描いていただきました。
ロボットのキャラクターとしてではなく、身近にあった愛着のある玩具のままの姿がいいとの注文でしたので、ビスやネジもしっかり描き込まれています。
透明なパーツや反射するメッキパーツ、不透明なゴムなど質感の違いがあるモチーフの描き分けが面白いですね。


オーダー会詳細について

●開催日時
10月12日(土)、10月13日(日)、10月14日(月・祝)、10月19日(土)、10月20日(日)
13:00から15:00 までお一人様30分ほどになります。
ご予約が入っていない時間でしたら当日飛び入りでオーダーいただくこともできます。
ご希望の方は下記のお申し込みフォームよりご連絡ください。
始まる10分前にはお店にいらして、受付をお済ませください。

●愛着のあるモノ(絵の題材)
モチーフは、愛着のある静物・風景に限らせて頂きます。
小さいものでしたら会場の八本足のオオカミにお持ちください。写真を撮影させていただきます。
風景でしたら、写真を何枚かお持ちください。お預かりさせていただくか、写真を撮影させていただきます。
愛着のあるものの思い出をぜひお話しください。
※人物やペット、生き物はNGです。似顔絵ではありません。

●費用
作品サイズを2種類からお選びください。

200mm×200mm(額込)¥33,000-
297mm×420mm(額込)¥55,000-
オーダーという特性上、ご注文・お支払いいただいた後のキャンセルは承ることが出来ません。
ご了承ください。

●会場
八本足のオオカミ
東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目17-5シロッコ吉祥寺テラス 101
tel 0422-29-3888

●納期
作品の仕上がりまでは1ヶ月程を予定していますが、状況によって変動致します。
作品は仕上がり次第、作家よりヤマト運輸着払いにてお送り致します。

●お申し込みについて
下記の申し込みフォームからご予約ください。
当日、空きがありましたら八本足のオオカミでも受付いたします。
オーダー会の日時以外でもお打ち合わせ出来る場合もございます。まずは一度ご相談ください。



「オーダー会」のお申込みについて

参加希望日

参加希望時間(10分前には八本足のオオカミにて受付をお済ませください)

予期しない問題が発生しました。後でもう一度やり直すか、他の方法で管理者に連絡してください。

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